輸送中の医薬品の温度・位置情報を自動取得。GDPガイドラインに準拠した品質を担保できる仕組みを構築!
医薬品管理のために、温度センサーとGPSを搭載した「なんつい」を導入した。輸送中に温度と位置を同時に取得し、データ管理にかかる工数を削減するとともに「医薬品の適正流通(GDP)ガイドライン」への対応を実現した。
導入前の課題
輸送中における医薬品の温度・位置管理に紙を利用しており、データ把握や管理に時間と労力がかかっていた。
- 温度計を用いて輸送中の温度調査を行っていたが、温度と時間のデータのみが記録されるため、データの取得場所を把握できていなかった。
- 時間-温度-場所の情報を紐付けるため、箱に取り付けた紙に時間と場所を手で記入していたが、データの集計や編集に時間がかかることに加え誤記入が発生していた。
- 輸送中に温度逸脱が発生しても、検知する仕組みがなく、品質劣化や廃棄処分につながるリスクがあった。
- 医薬品の行方がわからなくなったとき、輸送拠点一つひとつに出向いて調査を行ったが、荷物の移動履歴が紙で記録されていたため、所在が確認できるまで1日を要した。
導入後の効果
医薬品の適正流通に必要な温度・位置情報を1台の端末で管理可能に!
- ”いつどこで何℃”だったかを証明するデータを自動で取得できるようになったため、データの集計や編集にかかる時間を大幅に短縮すると同時に、ヒューマンエラーの削減につなげることができた。
- 輸送中に温度が逸脱するとアラートメールが届き、即時に必要な対応を取れるような体制を構築したため、流通時の品質を担保できるようになった。
- ウェブで位置情報をスピーディーに把握できるようになり、万が一医薬品の行方が分からなくなっても容易に追跡できる安心感が生まれた。
- 「医薬品の適正流通(GDP)ガイドライン」に対応できる温度・位置管理を実現できた。
- SOP(Standard Operating Procedures:標準作業手順書)を整備することができた。
導入構成
- 導入端末
温度センサー付なんつい端末(位置情報・温湿度情報)
※安田ロジファーマ専用端末を利用 - 利用方法
医薬品を入れた専用の冷凍ボックスに端末を設置。倉庫から納品先までの位置・温度を管理。
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