無線モジュールとは?導入することでIoTデバイスの開発をスピードアップ
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無線モジュールとは?IoTデバイスの無線利用に欠かせない電子部品
無線モジュールとは、無線通信に必要な機能がそろった電子部品です。
無線チップや周辺回路だけでなく、通信に必要なソフトウェアも付属しているため、無線モジュールを組み込むだけで、機器や製品に無線通信機能を持たせることができます。そのため、近年ではIoTデバイスへの利用が進んでいます。
無線モジュール利用の2つのメリット
無線モジュールを利用することで、2つのメリットが得られます。
無線回路やソフトウェアを自社設計しなくて済む
無線回路やソフトウェアを自社開発する場合、とくに無線機器開発の経験が少ない企業であれば、開発ボリュームが肥大します。
無線モジュールを利用すれば、無線回路のチューニングや、ソフトウェアの新規設計は必要ありません。そのままIoT機器に組み込めるため、ほかの工程に工数をかけることが可能です。
技適や標準規格の認定作業がいらない
無線通信機器を開発する場合、一般社団法人電波産業会が定める「標準規格(ARIBスタンダード)」と、「技術基準適合証明(技適)」の2つを取得しなければ、電波を利用することができません。
無線モジュールはあらかじめ認定を受けているため、新たに対応する必要はありません。
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IoTデバイスに最適な無線モジュールとは?利用する無線帯域に注意
IoTデバイスに無線モジュールを組み込む際は、無線帯域の選定に注意しましょう。デバイスでやりとりするデータの種類によって、最適な無線帯域は異なります。
たとえば、映像や音声など比較的大容量なデータを送受信するのであれば、Wi-FiやBluetoothと同じ2.4GHzの無線帯域を利用するのが一般的です。逆にセンサーなどで容量の小さいデータを集めるIoTデバイスの場合は、障害物に強く、電波の到達性に優れる920MHzの無線帯域が向いています。
IoT機器が使うデータの種類に合わせ、最適な無線モジュールを選びましょう。
無線モジュールの導入でIoTに対応した機器を効率よく開発できる
今回は、無線モジュールの特徴や、IoT機器に組み込むメリットについて解説しました。無線モジュールを利用すれば、IoT機器の開発工数を下げられます。IoTデバイスに組み込む際は無線帯域に注意しましょう。
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