どこからでも水の膜ろ過装置の状態を確認可能。迅速なトラブル対応を実現し、水処理膜薬品洗浄にかかるコストを66%削減!
原水を膜でろ過する膜ろ過装置の各種データを自動取得・分析するため「遠隔監視ソリューション」を導入し、遠隔地にある装置の状態をどこからでも確認可能になった。トラブル発生時、現地訪問前に原因究明を行えるようになり、対応時間の短縮につながった。さらに、水処理膜薬品洗浄の最適化を実現し、コストを66%削減した。
導入前の課題
トラブル時、装置がある遠隔地まで訪問する必要があり、解決まで時間がかかっていた。
- 水処理膜のトラブル発生時、膜ろ過装置に蓄積されている流量・圧力・水質計センサー等のデータを解析し、対応していた。
- トラブルの原因究明は、膜処理に関するノウハウがないと難しいため、専門スタッフの現地訪問が必要だった。
- 膜ろ過装置のあるプラントのほとんどが遠隔地にあるため、現地到着まで時間を要していた。
- 原因究明~解決まで少なくとも1週間ほどかかっていた。
- 最悪の場合、トラブル対応中の数週間は装置の稼働が止まってしまうリスクもあった。
導入後の効果
遠隔地からデータを常時確認できるようになり、トラブル対応の効率化を実現
- 現地に行く前にトラブルの原因を絞り込みできるようになり、対応時間の短縮につながった。
- 専門スタッフが現地に訪問せずとも、お客様自身に対応をお願いし解決できることもあり、1日でトラブル対応が完了する事案も増えた。
膜の状態を可視化
- 膜洗浄のタイミングが明確になり、薬品費が66%削減された。
膜の状態把握と性能解析によるさらなる効果
- 膜ろ過装置が安定して運転できるよう、アフターサービスの提供が可能になった。
- より性能を高めた水処理膜の開発を進められるようになった。
PLCの通信設定に関するノウハウを構築
- 様々な通信設定に対応できるようになった。
- 新規PLC導入の際の選定基準ができた。
導入構成
- 導入商品
- 利用方法
遠隔監視ソリューション
原水を膜でろ過する膜ろ過装置の圧力、流量、水質センサーのデータを「遠隔監視ソリューション」でPLCからクラウドサーバーへ自動連携。延べ30件で導入。自動取得したデータは、別のシステムに転送して分析を行い、膜の状態や性能を可視化。
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